今から間に合う公務員試験はこれだ!出遅れた人にもチャンスあり

まだ間に合う
2014年6月28日の記事を一部修正して再掲したものです。
ベタ なタイトルですみません。
どこかの公務員予備校の煽り文句みたいですね。

確かに5月や6月の試験は今から学習を始めても厳しいでしょうが、これからスタートしてもまだ間に合う公務員試験は山ほどあります。



まだ間に合う公務員試験

今から間に合う大卒レベルの公務員試験といえば、公安系2・3回目を除くとやはり何といっても市役所試験です。

市役所試験は、A日程(6月下旬)、B日程(7月下旬)、C日程(9月下旬)、D日程(10月)・・・と何期にも渡って実施されるのですが、この中で最も多くの自治体が参加するのがC日程(9月下旬)試験です。

平成25年度は、全国790市のうち38248.4%)がこのC日程で試験を実施しました。
ちなみに昨年の実施日は9/22(日)で、今年は9/21(日)です。

C日程市役所試験のメリット

C日程市役所試験のメリットは日程が遅いことだけではありません。
このC日程の市役所試験、専門試験を課さない自治体が多いのです

C日程382市中298、実に78%が「専門なし」(教養や小論文のみ)です。

県庁や政令市だと煩わしい専門試験が課されますが、これがないだけでも負担は随分軽くなります。

専門試験の課される公務員試験を受験する場合、概ね全学習時間の3分の2は専門科目の対策に持ってかれます。社会人のように時間のない人だと、専門科目があるところを受けるなら、会社を辞めなければならないことが多いのです。

C日程市役所試験には偏りがある

このように受験しやすいC日程市役所試験ですが、地域別に偏りがあることには注意する必要があります。

近隣自治体は試験日を同一にする傾向が強く、都道府県別に見ると、A~Dと日程が均等にバラけている自治体はほとんどありません。ある県では全くC日程の試験が実施されないのに、別の県ではほとんどの市がC日程とか・・・。

では、その日程の偏りを都道府県別に見てみましょう。

全国都道府県別C日程市役所試験の多い少ないランキング

【C日程市役所の多い都道府県ランキング】

順位 自治体名 C日程(率)
佐賀県 10市中10市(100%)
沖縄県 11市中11市(100%)
栃木県 14市中13市(92.9%)
山梨県 13市中12市(92.3%)
長崎県 13市中12市(92.3%)
埼玉県 40市中36市(90.0%)
鹿児島県 19市中17市(89.5%)
島根県 8市中7市(87.5%)
京都府 15市中13市(86.7%)
10 三重県 14市中12市(85.7%)

【C日程市役所の少ない都道府県ランキング】

順位 自治体名 C日程(率)
富山県 10市中0市(0%)
愛知県 38市中0市(0%)
静岡県 23市中1市(4.3%)
山口県 13市中1市(7.7%)
愛媛県 11市中1市(9.1%)
高知県 11市中1市(9.1%)
新潟県 20市中2市(10.0%)
神奈川県 19市中2市(10.5%)
長野県 19市中2市(10.5%)
10 福井県 9市中1市(11.1%)

どうです?極端に開きがあるのがわかりますね。

日程の重複が最大のメリット

運悪く地元の県にC日程で実施する市役所試験がほとんどない場合は残念ですが、都道府県別に偏りがあるというのは、見方によっては大変大きなメリットになります。

同一都道府県内で実施日が同じ試験が多ければ多いほど、受験生は分散します。つまり、極端に高倍率になる自治体が少なくなるということを意味します。

公務員試験の勉強を始めるのに遅すぎるということはありません。
民間企業の会社訪問に追われ、公務員試験の対策に「出遅れた」と思っている人も決して諦めないでください。

実は9月下旬のC日程こそ公務員試験最大の山場なのです。