今回はやや季節外れの面接ネタです。
まだ一次試験前で面接のことなんて考えられないという方が多いでしょう。
しかし筆記試験を通過すると、恐怖の面接試験が待ち構えています。
今回は、公務員の面接で実際にあった怖い話です。
特に女性受験者の方は必見!ただし心臓の弱い方はご注意ください。
公務員に女性が増えている!
公務員受験者も年を追うごとに女性の受験者が増加し、最終合格者に占める女性比率もウナギノボリです。
保育士や保健師など元々女性比率が高い職種を除いても、女性のほうが多い試験種や区分をちらちら見かけるようになりました。
しかしまだまだ公務員には男性主体の職場が多いのが現実です。
たとえば、1987年に「マルサの女」という映画が公開され、(それまであまり世間一般に知られていなかったのが)俄然注目を浴びるようになった国税専門官。
タイトルに「女」と付いてますが、当時まだ国税専門官に女性は珍しい時代で、映画の舞台となった東京国税局査察部に女性はいなかったそうです。
激務の部署なので女性には体力的に厳しいというのがその理由だと聞いたことがあります。つまり、早い話が男くさい職場なんです。
公務員に占める女性比率
その国税専門官試験の最終合格者に占める女性比率が年々増加し、平成26年度試験ではついに3分の1を超え、平成27年度には36.3%にも達しました。
男くさい職場にもどんどん女性が進出しているのが分かります。
人事院は受験者や合格者に占める女性内数を( )で表示してますが、そのうち男性数が( )内に表示される日が来るかも!?
ところが受験者に女性が増えると1つ困ったことが起こります。
面接試験は女性有利のウソ
あまり大きな声では言えないのですが、かつて某大規模自治体の面接試験で、女性はフリーパスだった時代があります。
男性が半数近く面接で落とされるのに対し、女性の面接落ちは限りなく0(ゼロ)に近かったのです、ある時期までは。まるで平成26年度の千葉県心理職(女性は10人中10人合格、男性は7人中2人合格)のような状況でした。
その当時は面接官全員中年男性の時代です。
マナー面などは女性のほうがしっかりしてますから公正に評価した結果なのかもしれませんが、それでも評価が甘かったのは否めません。
これではいかんと人事部が考えたのか、どこからか圧力が掛かったのか、ある年から面接官に女性を入れるようになりました。
その年を境に女性受験者がばっさばっさと面接で落とされるようになり、指導する側としても震え上がったのを覚えています。
女性面接官は男性面接官と視点が異なる
これは私の失敗談でもあるのですが、以前こんなことがありました。
とある都道府県を受験した女性受験者のことです。
真面目な女性で、筆記も無難に通過。ハキハキしていて受け答えに問題なし。人当たりも良く、マナー面も完璧。模擬面接でもほぼ修正点なく自信をもって本番の面接に送り出しました。
そして・・・面接当日
面接室に入るなり女性面接官が
ちょっと・・・
そのバッグどうなの!?
彼女は一瞬にして青ざめ
その後はシドロモドロだったそうです。
聞くところによると、面接に持っていったバッグは入学祝いに叔母から貰った20万円!ぐらいするもの。ただ決して華美ではなく、見た目フツーの黒い革のバッグです。ルイヴィトンのようにいかにもブランド物ですと主張しているようなところもありません。
しかし女性面接官は瞬時にそのバッグのブランドを見抜き
「面接にそんな高価な物を持ってくるなんて、一体どういう考えなの!?」(←想像です)と相成ったわけです。
直前の模擬面接時にもそのバッグを持って来てたのですが、完全にスルーしてしまいました。おじさんには20万円のバッグと1万円のバッグの見分けはつきません。面接官が私のような中年男性ばっかりだったら何の問題もなかったでしょう。
その一件以来、模擬面接時に持ち物の値段をチェックするようになりました。
女性受験者の方、女性面接官の「眼」には要注意です。