大卒レベル国家公務員試験の出願が一段落し、今度は地方公務員やその他の試験の出願シーズン到来です。今月末~来月頭から出願がスタートするので、出願に必要な書類等の準備は早めに済ませておきましょう!
といっても、最近は(小規模な試験以外は)インターネット出願がメインなので、以前と比べて手間は掛からなくなってますが・・・。
ところで以前、意外な落とし穴が隠れていることもあるので「受験上の注意事項はしっかり読みましょう」という話をしました。今回はその続編です。
2016公務員試験の日程
国家公務員は2月1日に受験案内が公表され、地上公務員も都道府県や政令指定都市はほぼ全ての自治体で試験日程が公表されています。
昨年は、試験日程の大幅な変更が実施された(主に後ろ倒し)ため、日程が大きく変わった試験は例年より早くアナウンスされました。
試験日程の後ろ倒しは約1ヶ月程度のものが多かったのですが、長いものでは3ヶ月も後ろ倒しになりました。
今年も昨年とほぼ同様の日程のため試験日程が後ろ倒しのままの試験と、一昨年までとほぼ変わらずの試験がここ2年混在しています(来年からは国家総合職が前倒しされることが発表されました。その記事はこちら)。
で、その昨年3ヶ月も後ろ倒しになった試験というのが「国立大学法人等職員採用試験」です。
2016国立大学法人等職員採用試験
この試験、以前は国家2種で採用していた国立大学の職員を、国立大の法人化に伴い別の試験で採用するために作られた試験です。
公的な教育機関で相乗りするところが多いため、国立大学法人職員採用試験ではなく、国立大学法人「等」職員採用試験とされているわけです。
ただ、実態は公務員試験そのものです。教養試験のみ40問(120分)の一次試験突破後は、各機関を官庁訪問よろしく訪問して面接を受け採用が決まります。
採用後も文科省への出向が可能だったり公務員そのものです。
ところでこの試験、2014年までは5月に実施されていました。
2015年から8月に後ろ倒しされ、2016年も同じく8月実施です。
他の試験と時期がずれた結果、うっかりして出願を忘れる人が続出しています。
昨年と今年は、地方上級の一次試験が終わった直後なので忘れないようにしましょう!
国立大学法人等職員採用試験に仕掛けられた罠
ところで、この「国立大学法人等職員採用試験」の試験案内をよーく読んでみてください。
この試験、いくつかのトラップが用意されていることは以前お伝えした通りですが、今回は、中でも最大の罠をご紹介しましょう。
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5. 受験手続
(1)受付期間
6月29日(水)10時00分から7月13日(水)17時00分(受信有効)
※ 定員に達した場合には締め切らせていただきますので、早めにお申し込みください。
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なんと、この試験、先着順 です!
うかうかしてると受験すらできないことになります。
地上の試験が終わり次第、出願準備に取り掛かりましょう。
ただし、昨年もこの注意書きはありましたが、実際に締め切ったか否かは定かではありません。