東京都の試験日程変更で首都圏の心理系公務員受験者に激震!

激震
この記事は2014年2月10日に投稿された記事の再掲載です。

今回は、首都圏の心理系公務員受験者以外には関係がない話ということを、前もってお断りしておきます。他地域・他系統の方ごめんなさい。

東京都が試験日程を変更

新都知事誕生に湧く東京都ですが、先日、平成26年度東京都Ⅰ類Bの最終合格発表日が、8月2日から7月11日へと大幅に前倒しされることが発表されました。それに伴い、二次試験の日程も早まっています。これにより大きな影響を受けるのは、「心理」「福祉」などの専門職区分で受験する方々です。
※平成28年は一次試験の日程を裁判所にぶつけてきました。

昨年までは、行政・技術と比して心理や福祉などの専門職区分は二次(面接)試験の日程が遅く、大体7月20日前後~でした。この日程が早まることにより、今年は二次試験辞退者が減ることが予想されるので、受験される方は十分注意してください。

ちなみに昨年は「心理」区分の一次合格者32名、ところがニ次受験者20名でした。つまり一次合格者のうち12人もニ次試験を辞退しているのです。
(最終合格者が12名なので、ニ次の倍率は2倍弱。)

都のニ次辞退者が多いメカニズム

心理職受験者の大半が併願する国家総合職や裁判所総合職は、早期に内々定を出します(裁判所はどこの家裁に配属されるかまで決まる)。そして、概ね1週間以内に意向確認の返答が求められます。それに承諾した受験生は、たとえ都の一次に合格していても、承諾後に実施される二次試験は受験できない、と、こういう事情が背景にあるのです。

* * * * * * * * * * * * * * * *

これまで、東京都(他の自治体も)は優秀な人材を国に獲られ続けていたわけです。

この状況を、都がいつまでも黙って見過ごすはずはないと思っていたところ、今回、とうとうその穴を塞いできました。

都が本命の心理系受験生にとって、今年は今まで以上に二次が厳しい闘いとなりそうです。