4月1日から国家系(総合職と専門職)、東京都1類(郵送)、特別区1類、警視庁警察官1類で一斉に出願受付が始まりました。4月4日からは裁判所職員(総合職・一般職)採用試験の出願受付も始まります。なお、国家一般職は少し遅れて受付が開始されます。
2016出願期間と試験日程
念のため直近の主な試験の出願期間と試験日一覧表を掲載しておきます。
お見逃しのないようご注意ください。
主な公務員試験のインターネット出願日程と一次試験の日程
試験種 | 出願期間 | 一次試験 |
---|---|---|
国家総合職 (院卒・大卒) |
4/1~4/11 | 5月22日 |
国家一般職 (大卒程度) |
4/8~4/20 | 6月12日 |
国税専門官 | 4/1~4/13 | 5月29日 |
財務専門官 | 4/1~4/13 | 5月29日 |
法務省専門職 | 4/1~4/13 | 5月29日 |
裁判所職員 | 4/4~4/13 | 6月5日 |
東京都Ⅰ類B | 4/4~4/15 | 6月5日 |
特別区Ⅰ類 (一般方式) |
4/1~4/15 | 6月5日 |
地方上級 (県や政令市) |
4月中~5月 | 6月26日 |
警視庁Ⅰ類 (1回目) |
4/1~4/11 | 5月1日 |
東京消防庁 (Ⅰ類1回目) |
4/4~4/19 | 5月29日 |
文部科学省 文教団体職員 |
4/8~4/28 | 6月26日 |
公務員試験に合格するために最も重要なこと。当たり前ですが、それは試験を受けることです。受験勉強に必死になるあまり、気づいた時に出願期間を過ぎてしまっていては本末転倒です。締切に間に合うよう早めに出願してください。
幸いなことに、公務員試験は受験料が無料です。大学入試で10校併願すると、受験料だけで数10万円。資格試験や検定試験でも万単位の金額がかかります。公務員試験はいくつ併願してもお金がかかりません。
したがって、現時点で受験するかもしれない試験にとりあえず出願しておいても無駄にはならず、(国民や住民の税金で実施される試験なので本来推奨されることではありませんが)W出願という戦法も取れます。
東京都と特別区、県と政令市のように、同一日程で実施される試験の両方に出願する人は毎年結構な比率で存在します。その証拠に、東京都Ⅰ類Bの受験率(申込者のうち実際に受験した人の比率)が6割を切っている年度もあります。同一日程の試験4つに同時出願した人もいます。もちろん、そのうち1つしか受験できませんが。
繰り返します。公務員試験は国民や住民の税金で実施されています。試験会場の確保にもお金がかかります。出願した試験は可能な限り受験するようにしましょう!
しかし、実際にはW出願やトリプル出願をする人は後を絶たないということを書き添えておきます。